introduction 看護部紹介

SPECIALIST
03
小児看護専門看護師
中澤 淳子

2012年 中途入職

看護師としての経験

学生の頃から、将来は子どもと関わる仕事がしたいと思っており、保育士か幼稚園の先生に憧れていました。進路を決めるときに、家族から看護師を勧められて小児科もあるため子どもと関われると思い、看護学校に進学しました。
看護師としてのスタートは小児専門病院の幼児外科病棟でした。そこでは外科や整形外科を始めとした様々な診療科の手術が毎日何件もあり、目まぐるしい勤務でしたが、幼い子どもたちが、面会時間以外は家族に会えない中、ひたむきに頑張っている姿に幾度となく励まされ看護のやりがいと大変さを感じていました。また、優しさと的確さを兼ね備えた先輩に恵まれ、小児看護の技術だけでなく看護の奥深さを学び、それは長い年月が過ぎた今でも私の看護の支えとなっています。
その後は、子育てをしながら、非常勤で地域の病院で勤務し成人看護の技術や楽しさを学びました。その時に出会った同僚とは今でも何でも話せ、相談もできる関係でいます。また、子育て優先の勤務調整もしてもらえ、院内保育室の保育士の方には親子共々、大変お世話になりました。
当院へは、小児病棟が新規立ち上げされるという記事を見て10年前に就職しました。

小児専門看護師として

たのもしく成長していく我が子の笑顔や存在に支えられながら、「子どもってすごいな」と感じることがたくさんありました。そこで改めて小児看護を学び直したいと思い、大学へ編入後、大学院へ進学しました。大学院では、「人」「教育」等幅広い視点から知識を深め看護への学びを深めることができたと思います。大学院での2年間は、講義やグループワークに追われる日々でしたが、苦楽をともにした仲間とは今でも支えあい、ご指導いただいた先生方には、今でも論文作成やより良い実践のためのご指導をいただいています。

小児看護専門看護師とは、日本看護協会の認定資格であり、2021年12月現在、全国で288人おり、実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を通し、「その子どもにとって最もよいことは何か」を考え活動しています。すべての子どもは命が守られ、もって生まれた能力を伸ばして成長できるための支援を受けることが「子どもの権利条約」で保障されています。そのためにも、個々の子どもの成長発達に合わせてケアを変化させていくことが求められます。例えば薬を飲む時にも、大人のようにそのままスムーズに飲めないことも多く、飲めない理由もひとりひとり異なります。そのため、その子がどのようにしたら嫌がらずに薬が飲めるか、タイミングや飲ませ方を工夫しています。特に、薬が苦手な子どもに無理やり飲ませてしまうとそれがきっかけとなり全く飲まなくなってしまうことが多いので、薬を飲ませる前には、子どもに分かる言葉や馴染みのあるぬいぐるみを使って丁寧に説明するだけでなく、その子に合った飲ませ方を見極めた上で、たとえ時間がかかっても、子どもの頑張りを引き出せるように心がけています。このように薬を飲むという、基本的なケアについても一人一人の子どもの将来的な成長を見据えて関わることが小児看護では大切なことであり、全く薬が飲めなかった子どもが入院することで飲めるようになることもあり、私たちの励みにもなっています。さらに、子どもは、幼いほど認知機能や言語機能が未熟であるため、自分の気持ちを伝えたり、自分の安全を守ったりすることが難しいので、日常生活の全てに周囲の大人が注意深く観察し、気づいてかかわることも大切です。

小児専門看護師としては、相談を受けたり、論文作成や学会発表、雑誌投稿にスタッフと取り組んだり、小児看護の楽しさを共に共有できるように活動しています。現在は、小児レスパイト入院拡充への取り組みをまとめそれを学会発表するための準備をスタッフや大学の先生と協働して取り組んでいます。所属長には、通常勤務に加え、このような私の活動に理解を示していただき、作業日をもらうことができありがたく感じています。また、院内には精神科看護専門看護師も在籍していますので、患者さんの情報だけでなく看護に関する情報共有やサポートについて意見交換しお互いの活動について相談や協力をしています。

私が現在勤務している小児と成人の混合病棟は、10年前に新規立ち上げされた病棟であり、様々な施設での経験をもつスタッフが多く年齢層も幅広く、看護師、クラーク、保育士みんなで協力しながら、よりよい看護を目指しています。それぞれがお互いの良さを認め合い、意見交換しやすい明るい雰囲気の病棟で、また、外来(小児科・小児外科)と一元化されているため入院から退院後まで絶え間ない看護ができる強みもあります。これからもよりよい看護を実践していくためには、サポートしあえお互いに成長していける仲間を増やしていく必要があります。私たちと一緒に、子どもと家族の笑顔が増えるようなケアを目指していきませんか。

看護師、クラーク、保育士みんなで協力しながら、よりよい看護を目指しています。
レスパイト入院のお子さまのケア
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図書室のPC端末で学会の抄録を作成しています。